補助金・助成金マニュアル | 中小企業向け一覧やまとめ

中小企業経営者や個人事業主の方が、「助成金」や「補助金」を活用してより事業を推進できるよう情報を集めました。

【自分でできる】補助金・助成金の申請の流れ(中小企業・個人事業主向け)

two people holding hands

中小企業診断士や社労士、行政書士に任せて報酬を払わない方法もあるの?」

「できるだけ安くコストをかけずに補助金助成金の申請をしたい」

 

と思っている、個人事業主や中小企業経営者の方向けの記事です。

もちろん、「補助金」や「助成金」の申請は、自分ですべて行うこともできます!

そこで、ざっくり申請の流れについて解説いたします。

補助金助成金申請の流れ(4つのステップ)

補助金助成金を申請するには、4つのステップがあります。

補助金助成金の情報を収集すること。

補助金助成金の申請準備

補助金助成金の申請書類の作成

④実際に交付を受け取る

という流れです。以下、この流れに沿って、詳しく説明していきます。

補助金助成金の情報を収集する

中小企業経営者の方が申請するには、まず「どんな補助金があるのか?」を知る必要があります。

補助金助成金には、【募集要件】や【公募期限】などがあるので、しっかり「どの時期にどのような補助金があるのか?」を調べておく必要があります。

インターネットを活用して情報収集する

補助金は、経済産業省関連予算案の概要を、助成金厚生労働省所管予算案を確認することで、それぞれの実施予定の制度や実施しているものの情報を確認することができます。

ただし、情報が整理整頓されていなかったり、専門的な用語や、不要な情報が多すぎるので、そのまま見に行ってもほとんど情報がわからないと思います。

もちろん、確実な情報は以下行政のHPにしかありませんので、必ず確認するようにしましょう!

 

経済産業省http://www.meti.go.jp

・厚生労働書:http://www.mhlw.go.jp

【注意】信用できないインターネットの情報

インターネット上には、Q&Aサイトやブログ、掲示板など役立つ情報サイトがたくさんあります。

こういったところで自分で情報収集する際には、必ずそれは本当なのか?ということに気をつけて調査をしてみてください。

情報そのものが勘違い・嘘だった場合や、情報が古くなっていて今は存在しない補助金などが普通にヒットします。(ネット上の情報が、補助金助成金周りだとあまり更新されていません。)

更に言えば、「公的なサイト」でさえ古い場合があるので、初心者の方にはネットで調べる際にはかなり注意が必要であることは忠告しておきます。

そんな中でも、信用できるサイトをいくつかご紹介いたします。

・j-net21

中小企業整備基盤機構の提供している支援策の紹介サイトです。更新頻度も多く、最新情報をチェックするのに便利なサイトなので、是非お気に入りなどに登録してください。

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・ミラサポ

こちらは中小企業向けの情報を集めているポータルサイトです。経済産業省厚生労働省都道府県、公的機関など、横断的に「中小企業経営者向けの情報」があります。

 

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上記のように、例えば災害を受けた場合の補助金・支援策など最新の情報が提示されます。ただ、どちらも公的機関が運営しているサイトなので、少しかゆいところに手が届かない設計です。

 

・CANPANプロジェクト(日本財団

日本財団が提供する公益事業コミュニティサイト - CANPAN

 

社会福祉協議会

トップページ|全国社会福祉協議会

 

地方自治体、商工会議所、倫理法人会、よろず支援拠点など

上記のようなサイトの他に、みなさんがお住いの地域にある「都道府県」や「市町村」のホームページ、あるいは商工会議所や倫理法人会など、中小企業経営者が所属している団体のホームページなどにも補助金助成金申請に関する情報が出ている場合がありますので、確認してみるとよいかと思います。

補助金助成金の申請準備

補助金助成金の申請をするにあたって準備すべきことがいくつかあります。

①会社の経営方針の策定

まず、大前提「補助金」や「助成金」自体が経営の目的ではありません。それらはあくまでもサポートツールであることを意識してください。

補助金」は諸刃の剣、あなたの会社を蝕む可能性があるのです。

つまり、「補助金」や「助成金」をもらうことが目的になってしまい、本来目指したかった会社像からどんどん離れて行ってしまう可能性があります。

また、申請する場合にでも「これは補助金助成金目的の事業だな」とバレてしまった場合には、要件を満たしていたとしても支給されない可能性が非常に高いです。

なので、「補助金」や「助成金」を調べる前に、自分の会社や事業はどうあるべきなのか?について考え直しましょう。(これ自体が、創業支援関連の補助金にも繋がるので一石二鳥ですね!)

②申請担当者の配置

補助金助成金の申請については、基本的に会社の担当者を記入する欄があります。

もちろん、代表者の方が実施することも可能ですが、かなり大変であることは否めませんし、それによって本業がおろそかになるのはいけません。

また、補助金助成金の申請にはかなりの時間がかかります。一旦書類を提出して、数ヶ月後にもう一度ブラッシュアップして提出する、など、やはり担当者がいないと忘れてしまい、すべて水の泡になる可能性もあるわけです。

自分も含め、時間を取れる人が補助金助成金に関する担当者となり、年間通して申請などを行うとよいでしょう。

③社内制度の整備(雇用保険社会保険・業務規定など)

中小企業の多くがおざなりになっている所ですが、公的機関からの支援を受けると決めた場合には、会社としての社内制度をきっちりしておかないと給付金は受けられません。

 

例えば、

・週20時間以上働く人は雇用保険に加入させているか?

・株式会社の場合、社会保険に労働者は加入しているか?

・従業員10名以上の場合、就業規定は定められているか?

などです。

 

このあたりが、きっちり定められていないと、管轄は厚生労働省などになるので、最悪の場合はなにかしらの処罰を受ける可能性もあります。

また、個別に助成金を受け取るために社内に設置しなければいけない部署・人員などが必要な場合もあるので、そのあたりも確認しましょう。

 

補助金助成金の申請書類の作成

補助金助成金の申請書類を作成しましょう。

補助金の事業計画書の作成ポイント

経済産業省補助金を申請する場合には、ほとんどの場合「事業計画書」が必要になります。それぞれの補助金によって要件は異なりますが、ざっくり以下の項目に回答できる必要があります。

 

・なぜ事業を始めるに至ったか?

・事業を通じて実現したいことはあるのか?

・事業において悩んでいることや成長鈍化の原因は何か?

・自社の強みをいかして解決していける社会課題は何か?

補助金があったとしたら、どのように事業展開できるか?

・補助事業が完了したら、次にどのように事業に取り組むか?

 

といった、項目に答える必要があります。

普段業務に没頭していると、なかなか考えられないことですが、改めて自分の事業を見直す良い機会なので、「事業計画書」は必ず作成しましょう。

 

実際に作成する際には、「本当はこういう理想があるのですが、現状はこういった原因で実現できていないので、補助金助成金が必要です」といった流れを意識して作成するとよいでしょう。

申請書類作成時の注意点

申請書類を作成して行く際には、以下のようなことに注意してください。

 

・公募要件、申請条件をしっかり確認し理解する。

補助金申請に関する情報をデータとして保存しておく。

・期限に余裕をもって提出する。

・担当者が複数いる場合は、責任者を定めておく。

補助金申請が不採択になる主な原因

補助金申請が不採択になる原因は、ほとんどの場合、以下のようなことに集約されます。

このあたりを防ぐには、複数の人間でダブルチェックを行う必要がありそうです。もしくは、専門家の方に確実に申請できるようサポートしてもらうのが良いと思います。

・審査項目を満たしていない(ないしは項目についての記述がない)

・審査基準を満たす根拠が客観性に欠けている

・業界の人間にしかわからない用語、専門知識などが多い

・思い込みや感情を込めた文章がかかれている

・要点がまとまっておらずロジカルでない

・具体性や整合性がない

 実際の交付書類や入金を受け取る

申請が正確に受理されると、実際の給付・交付を受け取ることができます。

もしくは、交付の前までに審査期間のようなものがあり、その間に購入したものの経費書類や、業務の進行状況などの報告書を提出する必要があったりもします。

 

以下は、東京都の創業補助金に関する流れ一覧です。

「交付」と「入金」の間にもいくつかステップがあるのに注意してくださいね。

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(引用:創業補助金 東京都事務局)

まとめ

というわけで、補助金助成金の申請にはかなりステップや注意事項が多いのが現状です。

「中小企業」や「個人事業主」をサポートする支援なのですが、現実的に、「一人で申請する」あるいは「自分で申請する」というのはかなりハードルは高いようです。

 

現在は、特に個人事業主や創業したての会社向けの補助金に関しては、電子申請でひとりでもできるように整備されているものも少ないですがあります。

 

そういったものを積極的に利用してみてはいかがでしょうか。